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【ファンド組成】スパークスとトヨタ、「未来再エネファンド」設立/トヨタは100億円出資、今後規模を拡大させ300億円規模を目指す

2018.09.20 インフラファンド動向


 2018年09月19日、スパークス・グループ株式会社(以下、「スパークス」)とトヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ」)はスパークスが再生可能エネルギー発電所を投資対象とするファンドを設立し、トヨタが当該新ファンドへ100億円出資参画することについて合意したことを発表した。

 新ファンドの名称は『未来再エネファンド』。ファンドの基本理念に「日本各地における再生可能エネルギーの普及と利用拡大を牽引」することを掲げた。投資対象は日本国内の再生可能エネルギー発電施設。太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力などを活用した再エネ発電施設を念頭にしている。

 先ずはトヨタが出資予定の100億円で、2018年11月からファンドの運用を始める。その後、2018年11月01日~2019年03月29日までの間で追加出資を募集し、300億円規模まで拡大させる方針だ。運用期間はファンド組成日から25年間。

 トヨタは環境への取組みとして、「トヨタ環境チャレンジ2050」に取り組んでいる。2050年の社会を見据えて、CO2排出削減や循環型社会の構築など6つの課題(チャレンジ)に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す活動だ。新ファンドへの投資もこの延長線上にある。将来的にはトヨタの生産工場・電動車・販売店等への電力供給も視野に入れながら、地域経済の発展や日本のエネルギー自給率の向上を目指して再エネ発電施設の開発を進める考えだ。

*アイキャッチ Photo by WestBoundary Photography chris gill on Unsplash

【情報ソース】
スパークス・グループ、「未来再エネファンド」を設立 トヨタ自動車が出資者として参画(*PDFファイルが開きます、106KB)、2018年09月19日、スパークス・グループ株式会社(トヨタ自動車株式会社との共同リリース)
スパークス・グループ、「未来再エネファンド」を設立 トヨタ自動車が出資者として参画、2018年09月19日、トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車、「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表、2015年10月14日、トヨタ自動車株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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